低出力超音波パルス(LIPUS)は、これまでの臨床試験や基礎的研究により、骨折治癒促進効果が証明されています。
これは、下記参考文献の わたしの私的メモです。
よろしかったら参考にしてください。
LIPUSの骨折治癒促進効果機序については、
1999年以降から多くの専門家により多数報告されている。
LIPUSは一種の機械的刺激とされており、
そのシグナル入力経路は、
多くのメカニカルストレスシグナル入力経路であるStretched activated channel(伸展活性化チャネル)とは異なり、
細胞骨格の一つであるインテグリンを介していることが報告されている。
その細胞内情報伝達経路は複数あり、
PI3K(pi3キナーゼ)、
FAK(チロシンキナーゼ)、
PKA(プロテインキナーゼ)、
などが関与していることが明らかになっているが、
LIPUS刺激を受容する細胞の種類により異なると 考えられている。
電気刺激や電磁波パルス刺激など 他の物理刺激による骨折治癒促進効果を得るためには、
刺激時間が 1日10時間前後であるが、
LIPUSは、1日1回 20分間の照射で効果が得られ、
その効果が24時間持続する。
そのメカニズムは、アナボリック効果が関与していると考えられている。
※アナボリック=同化(蛋白質-)
カタボリック=異化
その機序の一旦には、
COX2 由来 PGE2や
IGF-Ⅰ、Ⅱ の関与が指摘さ
LIPUS治療により
骨折部疼痛が軽減するとの報告が散見されるが、
詳細なメカニズムは今のところ不明である。
※LIPUSの沿革 ⇒ こちら
骨癒合成功のポイント と私見⇒ こちら
[参考文献]
『LIPUSによる骨折治癒促進(総論)』
成瀬康治、内田健太郎、高相晶士
(北里大学医学部整形外科学)
占部憲
(津久井赤十字病院ひざ・関節センター)
内野正隆
(町田市民病院整形外科)
糸満盛憲
(九州労災病院)
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