低出力超音波パルス(LIPUS)は、これまでの臨床試験や基礎的研究により、骨折治癒促進効果が証明されています。
これは、下記参考文献の わたしの私的メモです。
よろしかったら参考にしてください。
沿革
1983年 ブラジルのXavierとDuarteが、偽関節症例に用いて 70% 治癒させたと報告した。
1994年 Heckmanらが脛骨新鮮骨折症例にたいして、無作為二重盲検プラセボ比較臨床試験を行い、LIPUS照射群で癒合期間が 40%近く短縮し、さらに変形治癒が少ないと報告した。
日本では、
1995年4月 難治性骨折超音波骨折治療法の保険適応が新設され、主に 偽関節 や 遷延癒合 の治療に使用されてきた。
2004年 「四肢長管骨の難治性骨折」から 手舟状骨などの 非長管骨への効果も認められ、「四肢の難治性骨折」に拡大された。
2006年 観血的手術をおこなった新鮮骨折に対する 超音波骨折治療法が、先進医療として認められた。
2008年 四肢の開放骨折(複雑骨折)、または、粉砕骨折(単純骨折)の術後で、骨折から3週間以内の症例に限定して 保険適応された。 しかし、新鮮疲労骨折の保存療法に対する保険適応はない。
※LIPUSの 効果機序 ⇒ こちら
骨癒合成功のポイント と私見⇒ こちら
[参考文献]
『LIPUSによる骨折治癒促進(総論)』
成瀬康治、内田健太郎、高相晶士
(北里大学医学部整形外科学)
占部憲
(津久井赤十字病院ひざ・関節センター)
内野正隆
(町田市民病院整形外科)
糸満盛憲
(九州労災病院)
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