RICE ( ライス ) 処置のひとつ、
挙上 (Elevation) を、ご説明します。
捻挫 や 骨折 、 打撲 をして、ひどく腫れると右の図のように浮腫をともなうことがあります。
浮腫とは むくみ のことです。 ケガによる むくみ は、日常で足が むくむ のとは違い、たんぱく質を含む水分でむくみます。
この浮腫を放置すると損傷していない皮下組織などに残ることがあります。これが手や指などの関節などに過剰に残ると、腫れがひいてもふくらんだ感じが残り、手や指を動かそうとすると張りつめた感触があり動かせなかったり、動かしずらかったりします。
私の経験でひどかった患者さんには、コンクリに手をうちつけ3週間ほど放置した結果、浮腫が残り、激痛をともない、手は握れなくなりました。炎症をおさえるためいったん固定し数日後にリハビリを開始しましたが、リハ途中で痛みで嘔吐するほどでした。治るまで1年かかりました。
予防としてはケガした部分を心臓より高くすることです。足であれば台やイスなどに乗せます。手だと三角巾などを使います。他にも、怪我した手を頭の上にのせて、一回10秒、一日50回やる方法もあります。 ただ足は高く上げ過ぎて血流が止まることもあるので激痛やシビレが出てくるようなら水平より少し高いくらいにしておきましょう。
。
RICE処置 に戻る ⇒ こちら
腰・肩・首の痛みを解消したい方へ
平日20時まで受付 強もみ・骨盤矯正が評判 常盤平駅より徒歩5分 巻き爪補正も評判 駐車場あり