10月22日(日)に
千葉県柔道整復師会で 学術講演会・研究発表会
がありました。
私は 今年度から千葉県の方の学術部員になったので 主催する側です。
というわけで、午前中から出席し準備。
あいにくの台風。会員の先生方は来るのでしょうか。
(;^ω^)
この日の私の担当は、発表の先生方にPCの使い方説明とタイムキーパー⏱です。
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内容は、
【研究発表】
1)関節弛緩性を持つ小児に対する肘内障の整復法
柏安孫子支部 吉岡 悟 先生
2)セラバンドを用いた膝痛治療への考察
北総支部 池田 寿士 先生・佐藤 慎之介 先生
3)VASと皮膚温度計で経過観察した膝蓋前滑液包炎
南総支部 元吉 正幸 先生
4)踵骨骨端症に対するストラップテーピングの有効性
松戸支部 島木 健三 先生
5)柔道の鍛錬に四股を取り入れた検討、そして柔道整復師の公益活動
松戸支部 佐々木 和人 先生・船橋鎌ケ谷支部 棚橋 武司 先生
【学術講演】
『腰痛の機能的な評価と病態別運動療法』
早稲田大学 スポーツ科学学術院教授
金岡 恒治 先生
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【研究発表】
1)関節弛緩性を持つ小児に対する肘内障の整復法(柏安孫子支部 吉岡 先生)
子供にありがちな「肘が抜けた!」というやつです。
当院でもよくあります。一時期はご近所の幼稚園のママさん達の間で「肘が抜けたの!?ペンギンさん行ってきな。あそこは外れた骨を入れてくれるから!」と言っていただいてました。
さて、そんな子供の肘の脱臼ですが、たくさんの患者さんを経験すると入れずらいお子さんがいます。
今回の吉岡先生の発表は、そういう入れずらい患者さんは元々関節が軟らかいタイプなのではないか、またそういう患者さんにはこういうポイントに気を付けて整復するといいですよ、という発表でした。
2)セラバンドを用いた膝痛治療への考察(北総支部 池田 先生・佐藤 先生)
膝に痛みのある患者さんをセラバンドでお尻(股関節)、太ももの筋トレをした結果を「フェイススケール」を使って痛みが改善したということを証明したという発表でした。
当院でも膝の痛い患者さんに筋トレしていただいて好結果がでてるので、うなずける内容でした。
3)VASと皮膚温度計で経過観察した膝蓋前滑液包炎(南総支部 元吉 先生)
膝のお皿の辺りが腫れあがって痛くなる膝蓋前滑液包炎を、皮膚温度計を使って熱がある事と治っていく過程で皮膚温度が下がっていくことを観察し、痛みが改善していくことを発表されました。
私はやったことがない観察なので興味深く聞かせていただきました。
4)踵骨骨端症に対するストラップテーピングの有効性(松戸支部 島木 先生)
小中学生に時々見られる踵の痛み。これを足底を支える「ストラップテーピング」を行うことで崩れた足の形を整え、痛みを改善したという発表です。
当院でも時々やってます。
5)柔道の鍛錬に四股を取り入れた検討、そして柔道整復師の公益活動(松戸支部 佐々木 先生・船橋鎌ケ谷支部 棚橋 先生)
柔道教室で子供たちへの稽古に「四股」を3か月間 取り入れたところ、敏捷性、股関節の柔軟性、バランス感覚が向上し、下肢と体幹のケガが減ったという発表と共に、公益活動として柔道整復師が参加することで信用・信頼が得られる、という発表でした。
この発表に感心し、当院でも学生に四股を指導し、私自身も実践しております。
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【学術講演】
『腰痛の機能的な評価と病態別運動療法』
早稲田大学 金岡 恒治 先生
金岡先生はシドニー、アテネ、北京オリンピックの水泳のチームDr.を行い、ロンドンオリンピックではJOC本部Dr.もされました。また東京2020オリンピックの組織委員会医療アドバイザーもされてます。
脊椎外科医であり手術もガンガンやってらっしゃる先生ですが、当初オリンピック選手を担当した時には何もできなかったそうです。なぜなら選手の腰痛は手術を必要としないのが前提だからです。金岡先生はそこから始まりました。 その中でチーム(柔道整復師、鍼灸師、理学療法士、アスレチックトレーナー)として携わることで、運動療法、トレーニングで腰痛を予防・治療することを見出されていったそうです。
今回の金岡先生のお話は勉強になることが多く、さっそく翌日から部活をやってる学生の患者さん達に話し、アスレチック・リハビリテーションに活用させていただいています。 後々には高齢者への運動療法にも活かしたいと思います。
金岡先生の講演会を過去に2~3回出席したことある先生曰く「今までで一番内容が濃いですよ!」と大喜びでした。
非常に勉強になり、ありがとうございました。
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2017.10.31
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