さて、相変わらずのノロノロ・ブログですw。(´-∀-`;)
先日、というか先月(2016.10/7)、
千葉県柔道整復師会で、学術講演会 と 学術研究発表会 がありました。
当日の内容
◎【特別講演】
『すべての疲労は脳が原因
~疲労の定量化とオーバートレーニング防止における医学的アプローチ~』
梶本 修身 先生 (大阪市立大学 大学院 医学研究科 疲労医学講座 特任、
東京疲労・睡眠クリニック 院長)
。
◎【学術研究発表】
(1)『足底テーピングとSLRの関係について』
・藤井 英之 (野田・流山支部)
(2)『ストレートネック症に対するアプローチの一例』
・市川 祐二武司 先生 (市川・浦安支部)
(3)『機能訓練指導員の資格の活用法』
・米倉 寛将 先生 (千葉西支部)
・千葉西支部 学術部
・宮川 悦子 先生 (千葉県柔道整復師会)
(4)『竹岡式接骨術「摩介法(活法豫備法)」「呼吸法」に学ぶ柔整技法の一端』
・池畑 啓作 先生 (市川・浦安支部)
(5)『内側側副靭帯損傷患者の早期スポーツ復帰に関する一症例』
石橋 正敏 先生 (松戸支部)
(6)『柔道整復師のためのリラクセーション』
・元吉 正幸 先生 (南総支部)
。【特別講演】
『すべての疲労は脳が原因
~疲労の定量化とオーバートレーニング防止における医学的アプローチ~』
講師は、TVなどにもよく出演される 梶本 修身 先生です。
ご講演の内容をここに短くまとめるのは、かなり難しいのですが(苦笑、
そもそも「疲労」とは、エネルギーの減少 や 乳酸の蓄積 が原因ではなく、
筋肉や脳が活動した時に発生する活性酸素により細胞が酸化して傷つき機能が低下した状態です。
また、運動すると体温や脈拍、呼吸が上昇しますが、自律神経によって身体の状態を「一定に保とう」とします。この自律神経が長時間・過剰に活動すると、脳が限界・危険を感じブレーキをかけるのが「疲労感」です。 また肉体的疲労は精神的疲労も引き起こします。これなどは会社勤めの人に当てはめれば「過労」と呼ばれ、今は社会問題になってますね。
逆に脳を誤魔化せば疲労を感じなくなるわけですが、それは身体が限界に近づいてるのにブレーキを踏まないという事なので、最後は壊れます。
オリンピックなど大切な大会の前に追い込み過ぎて、本番で力を発揮できない、というのはこういうのが原因ですね。 頑張るのは大切ですが、疲労回復のコントロールをしなければ意味がありません。
さて、だいぶ長くなってきました…(;^ω^)、途中の話を抜いて 疲労回復の方法を、
1)睡眠
・最大の回復は「睡眠」、特に質の良い睡眠に勝る疲労回復はないですね。
2)鳥のむね肉(イミダゾールペプチド = イミダペプチド)
・鳥のむね肉に含まれるイミダゾールペプチド (イミダペプチド)は、抗疲労の効果が極めて高い食品です。
3)マッサージ や ストレッチ
・細胞を傷つける疲労物質を早急に流して排泄することが期待できます。
もっと詳しく知りたい方は、どうぞご来院した時にでもお聞きください。
_(_^_)_
。【学術研究発表】
『(1)『足底テーピングとSLRの関係について』
野田・流山支部の藤井 英之 先生です。
藤井先生は、私も昔からお世話になっている先生で勉強熱心な方です。
今回の発表は、文京学院大学の福井勉先生の「皮膚テーピング~皮膚運動学の臨床応用」 を実際に20名の健常者に行い、統計・考察したものです。
足底のテープを用いた皮膚誘導により足の運びが向上する、との話でした。
『(2)ストレートネック症に対するアプローチの一例』
市川・浦安支部の市川 祐二武司 先生です。
猫背など不良姿勢により、頸椎・胸椎・腰椎・骨盤などの傾斜から発生する問題を、ストレッチポールや牽引療法を用いて改善する日々の施術を検証・考察された発表でした。
『(3)機能訓練指導員の資格の活用法』
千葉西支部の米倉 寛将 先生 と 千葉西支部 学術部、千葉県柔道整復師会の宮川 悦子 先生の発表です。
私たち柔道整復師が行政と連携しながら高齢者の機能訓練へと活動した2年間の報告でした。
とても詳細で、組織で行った大きな規模での活動なので、大変興味深く聞かせて頂きました。
『(4)竹岡式接骨術「摩介法(活法豫備法)」「呼吸法」に学ぶ柔整技法の一端』
市川・浦安支部の池畑 啓作 先生の発表です。
古来より伝わる接骨術に精通した先生です。私もよくお世話になっています。
今回は、竹岡式接骨術に伝わる技術で、古武道で落ちた(失神した)人を蘇生させる呼吸活を利用して、患者さんの呼吸と血流を活性化して健康に導くというお話です。
なんか私が文章にすると胡散臭くなってしまいます。(苦笑
『(5)内側側副靭帯損傷患者の早期スポーツ復帰に関する一症例』
我らが松戸支部の石橋 正敏 先生の発表ですw。
スポーツで膝の内側側副靭帯を損傷した患者さんに対し、アイスパックと超音波治療、EMS、運動療法を用いて、早期に競技復帰した症例の発表です。
とても具体的な内容で大変参考になりました。
『(6)柔道整復師のためのリラクセーション』
南総支部の元吉 正幸 先生の発表です。
元吉先生は柔整師でありながら精神保健福祉士の資格も持ってらっしゃる先生です。
今回は精神保健福祉士の立場から、肉体的・精神的な疲労に対しリラクセーションの必要性を説いた発表でした。
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興味深い発表ばかりでした。各先生方、お疲れ様でした。
<(_ _)>
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来年の第39回・関東学術大会・埼玉大会での千葉県代表は、
野田・流山支部、藤井 英之 先生の
『足底テーピングとSLRの関係について』
が選ばれました。
藤井先生頑張ってください。(*^^)v
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2016.11.30
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