さて、8月最後の駆け込みブログです。
(;´∀`)
先日(7/31)、
第10回 画像診断実技勉強会 に出席しました。
会場は柔道の聖地・講道館!
ドーーーン!!
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【講演】
1) 『運動療法の進め方』
講師: 野崎 洋 先生 (柔道整復師、日本体育協会公認アスレティック トレーナー)
2) 第一回 ”伝承シリーズ”
~骨折や脱臼の実演を通し柔整技術を伝承していこう~
『肘頭剥離骨折』
講師: 中村 幸世 先生 (柔道整復師)
3) 『MRI と X線画像の比較』
講師: 冨上 雅好 先生 (整形外科専門医・あすなろクリニック 院長)
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【感想】
1) 『運動療法の進め方』 として
↓ ↓ ↓
運動療法「予防とコンディショニング」
~ダイナミックアライメントの観点から~ ということでした。
実技をふまえて、
運動療法や段階的負荷、運動の種類、運動時のアライメント異常についてお話されました。
スクワットやシングルレッグスクワット、レッグランジ 等を実演しながら、体や膝のねじれの説明はとても分かりやすかったです。
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途中で…
『MRI の撮影原理を分かりやすく解説』 の講演。
簡単に言うと…、
人体の70%を占める水には水素原子(プロトン)が含まれており、強い磁場に反応する性質があります。プロトンは「脂肪に多い」、「骨皮質・靭帯には少ない」など多い所と少ない所があります。このプロトンの多・少の反応を画像化したのがMRIです。もっと簡単に言うと、体の水分を利用しています。
またMRIには、T1強調画像とT2強調画像があり、目的によって使い分けます。
(T1=より脂肪が強調、T2=より水が強調)
、というお話です。
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2) 『肘頭剥離骨折』 として
↓ ↓ ↓
「肘頭剥離骨折の2症例」 ということでした。
(なぜか講演名が2つあるw)
実際にやられた肘頭剥離骨折の2症例についてレントゲン写真を使ってのお話でした。
さすが大ベテランの中村 先生で、みごとな整復(欠けた骨を手で元に戻す)と、
さらにその後の固定も工夫が豊かで、
経験豊富な先生ならではの講演でした。
講演後に個人的に色々と質問させて頂いたのですが、
昔の先生は(←コレ褒め言葉ですw)、今と違って骨折や脱臼の経験が豊富なので、実際の骨折・脱臼のお話はワクワク♪します。
また、固定に対する工夫は決して高価な材料を使ってるわけではなく、綿花のような素朴なものを「こうやって水を含ませて…こうして…こうやって」と小さな工夫で大きな効果をだすのは目から鱗のお話でした。
当院みたいな今どきの接骨院でも時々 骨折や脱臼の患者さんが来ますので、
恥ずかしい「骨のつげない骨つぎ」にならぬようにと身が引き締まりました。
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3) 『MRI と X線画像の比較』
医師・整形外科専門医である 冨上 先生 による講演です。
冨上 先生は、三多摩柔道会で柔道家としての一面もあり、接骨師会が三多摩柔道大会で救護活動するときにもお世話になってるそうです。
講演では、
たくさんのMRIの資料を元に、レントゲンとの比較、疲労骨折や野球肘、TFCC損傷、偽痛風 などなど多くの症例のお話をされてました。
「画像(MRIやレントゲン、CT) では説明がつかないものも多い」など、
臨床の先生ならではのお話もきけました。
(画像だけでは判断がつかないから、患者さんの話をよく聞いて、よく視て、触って、よく考えなければいけないのですね)
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帰りは、講道館のある後楽園 から、秋葉原、上野 と散歩しながら帰りました。
途中に 神田明神
神田明神には 銭形平次の碑
隣には 子分の八五郎(ガラッ八)
上野公園は ポケモンGOだらけ。笑
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2016.8.31
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