2013年8月14~16日まで、
AODT (THE ASSOCIATION OF DANCE TEACHERS)の
『ダンス教師&治療師ジョイントセミナー2013』 に参加してきました。
今回で何回目の参加だろうと数えてみると6回目でした。(おぼろげ…笑)
講師は、
ヤン・ヌイッツ 先生 (クラシック)
小野 絢子 先生 (ヴァリエーション)⇒こちら
フランシス・ウェイツ 先生 (解剖学&エクササイズ) です。
ヤン先生もフランシス先生も英語ですが、ちゃんと通訳の方がいます。
このセミナーの特徴は、ヤン先生とフランシス先生によって バレエの動きを解剖学的に捉えることです。
また、全国各地から今回のセミナーに参加している子供たちへのレッスンを見学できるため、私たち治療家としては動作分析の勉強ができます。
。
バレエの動きを解剖学的にとらえる場合、
バレエの特性上、本来の解剖学的な考えはあてはまりません。
やはり、「バレエのための解剖学」的な発想が必要となります。
体をこのように動かすから 骨の位置がこのように動き、無理なく足を高く上げることが出来る。
または、 つい使ってしまいがちな使ってはいけない筋肉を使ってしまうため、
間違った体の動きをしてしまう。
もしくは、 この使うべき筋肉が使えていないため、
正しい動きが出来ない。
…ということです。
例えば、立った姿勢でプリエをした時、太ももの正面の筋肉に頼って股関節から動かしてしまうと股関節が詰まって十分にプリエできません。
そのため、足らない分を無意識に骨盤を傾けて足を上げようとします。
すると生徒に向かってヤン先生が叫びます。「コツバァン~!!」と。
骨盤の傾きを直すとプリエが不十分でそれを補おうと体幹を後方に引いてしまい「ウェストォ~!!」。
更にターンアウトが不十分になり「ウチモモォ~!!」…と。
動き初めのプリエが正しく出来ていないと、その後も連鎖してアッチもコッチも崩れて行きます。
更に、音楽に合わせないと当然ダメ。動きばかりを気にしていると、
ヤン先生が「音楽を聴いて。タララッタッタン、タッタン、タッタン、タララン、タララン♪ でしょ!」と、手も足も顔も動かして、体を使って大きな声で指導します。
小野 絢子 先生は、
身体の線が細く、大きな筋肉がないように見えますが、生徒さん達に動きを見せるためにポーズをとると ビシッと決まります。グラグラなんてしません。
必要な動きを 体の必要な部分を使って動かしていて、大きな筋力で体を動かしているわけではないことが分かります。
また表現力の重要さを感じます。
「目に力を入れてね。こぉ、パァ~っと」 と表情の大切さを説明します。
他にも、生徒たちへの説明で 「ここをパッ!て…」 と見得を切る動きをすると、一瞬にして決まります。 「自分に合ったポーズを決めてね」と。 生徒さんも日頃から鏡の前でポーズをとって、自分がカッコイイと思う形を体に染みつけてもイイと思いました。
小野先生が見本の動きをすると、その瞬間に体をまとう空気が変わります。一瞬にして舞台のような雰囲気になります。 そして、すぐに「小野先生」に戻ります。 あの一瞬にして「バレエ・ダンサー」になる姿は、さすが現役のプロだと思わされました。
私たち治療家クラスの人にとっては、
フランシス先生の解剖学の授業がメインとなります。
バレエ・ダンサーは解剖学的にどのように体を動かすべきか、
「こういう誤った動きをするからこのような障害が発生する」という話をされます。
治療の手技やテクニックを特別に教えてくれるというわけではありません。
とにかくバレエ・ダンサーにとって必要な体の使い方を熱心に教えてくれます。
治療も予防も、それが基本であり、もっとも重要だからです。
そして、帰りは大先輩の池島先生とバレエと格闘技の話を肴に飲み会です。笑
。
徹底的にバレエづくしの3日間だったのでした(*^▽^*)。
また来年が楽しみ。
ヤン先生。後光が差していらっしゃる。笑
食事の時間が無くて、空いてる時間にサンドイッチをくわえながら廊下をウロウロしてたらフランシス先生にバッタリ。
一緒に写真を撮って頂きました。
「日本のトラディショナル・ウェアだよ」 といってハッピを着てもらいました。
フ・「ハッピ?happy?笑」
私・「イエス、ハッピー。笑」
で、セミナー後にパシャリ。
最後に終了証みたいの貰った。
今までなかったので初の試みらしいです。(#^.^#)
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