実は、黙っていましたが、昨年の夏に ギックリ腰 になりました。
いい機会なので自分の体を使って考察・実験をしました。
<原因>
ベッドのシーツを直すために前屈みになった時に突然、腰がビクビクビクと筋肉が痙攣するような波打つような感じがして、
「ヤバイ!!」 と思って体をサッと起こしました。
「危なかった…」と 一瞬ホッとしましたが、時すでに遅く…、
身体を真っ直ぐに起こしていれば痛くないが、
前傾姿勢には痛くて出来ないという状態でした。
<症状>
腰から
腰の右斜め下・胸腰筋膜右下が痛い。
もしくは、右仙腸関節、その周辺の多裂筋に痛みがありました。
椅子に座っていてもジワジワと痛くなってきて、軽いショック症状なのか気持ちが悪くなってきます(吐き気)。
前傾姿勢になれない。
しゃがめない。
車の座席や、ソファのような深めに座ると腰が痛い。車の乗り降りで体を屈めると痛い。
<当初の施術>
① 電気治療、
② テーピング処置、
③ シップ処置、
④ コルセット固定。
今回は骨盤に近いところが痛いためか、テーピングだけでは多少の改善はあったものの、やはり痛い。
コルセットをするとかなり違い、座っていても全然痛くなく、その有効性を強く感じました。
電気治療で左右の腹斜筋(脇腹)と左右の股関節の筋肉を緩めたところだいぶ楽になった。
しかし、主訴をしっかり固定して支えておかないと筋性防御の反応で徐々に周辺の筋肉が固くなってきて、
全体的に痛みが強くなり動きづらくなってくる。
電気療法で緊張した筋肉を緩め、固定で痛めた部分を支えることで、症状はだいぶ楽になることを再確認しました。
仕事中は、テーピングとコルセットをしていれば、ほぼ大丈夫。
(患者さんを徒手マッサージしてる時も、固定していれば平気だった。)
患者さんの膝や脚の施術のため しゃがんだ姿勢を保つのは少々痛い。
そういう時は、肘を台やベッドの縁にのせるだけで体重が分散されて痛くなくなる。
<経過>
① 初日
自分で施術・固定をして楽になったが、睡眠時に体を真っ直ぐに伸ばしていると痛い。
仰向けで膝を立てていると骨盤が後傾し楽になるが、腰に力が入るため長時間その姿勢を保つのは大変だった。
その姿勢のまま体を軽く揺すると、痛めた腰の緊張が少し緩んで心地よい。やり過ぎると痛い。
横向き・側臥位で膝と腰を曲げていると比較的楽だが、やはり同じ姿勢を保ちすぎるると腰の緊張が強くなって不快になってくる。(痛いほどではない。)
② 2~4日目
電気療法と固定と背臥位・仰向けで膝を立てた姿勢で体を少し揺すると当初よりも痛みが改善。
6~7割ぐらい改善された気がする。
起床時など、動き初めが痛い。
「このまま放置しても自然と治るか」 と、試しに電気療法もせずに放置してみることにした。
③ 5~11日目
放置から1週間経過して、6~7割の改善後から まるっきり改善せず。
全体的な痛みよりも、痛めた腰・右斜め下に筋肉の強いコリのような しこりのような緊張と痛みが残ったままの状態が続いている。
起床時など、動き初めの痛みがある。
このまま放置しても治らないと判断 して、
徒手マッサージを開始。
「マッサージのポイントは、ここの部分を、こういう感じで」と、
指示しながらスタッフにマッサージしてもらった。
④ 12~14日目
徒手マッサージをすることで みるみる改善し完全に治癒した。
やはり放置してはダメ!!(>_<)。
マッサージすると筋肉の緊張と痛みが改善し運動痛もなくなるが、
すぐに症状が戻ってしまうため、マッサージ後に塗布薬を塗ることにしてみた。
塗布薬を塗るとマッサージ後の症状の改善が持続されることを発見。
おそらく、ゲート・コントロールされているのだと思う。
このポイントが大切。
<ポイント>
① 電気治療は有効。
② 固定が重要。
③ 徒手マッサージが有用。
④ 適度に動かす ことも必要。
⑤ 塗布薬も使い方・使用目的により効果的。
<気がついた 身体的な問題点>
胸腰筋膜や仙骨上の多裂筋が硬く、腰椎の前湾が強くなり、腰仙関節が狭くなっている。
さらに腹直筋の恥骨を前上方に引き上げる力が弱くなっていて、骨盤を立てる・前上方へと引き上げる力が弱い。
腸腰筋の動きも硬い。
一言でいうと、骨盤の動きが固くなっている。
骨盤の動きを妨げている原因には、
ハムストリングス(太もも後面の筋肉)の固さもあるのかもしれない。
前屈みになった時に、腰の動きが固いため、正しく腰が前屈できず、悪いタイミングで腰が引き伸ばされ、
ぎっくり腰が発生したと考えられる。
今後、再発予防として、腰の動き・骨盤の動き の改善が必要と考えました。
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