変形性膝関節症や膝を怪我した時などに、
膝に水がたまることがあります。
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関節を包んでいる関節包は2枚構造で、その内側の滑膜は関節液を分泌しています。
膝関節液は正常で2~5ml (平均3ml)で、通常では注射で穿刺しても液は得られません。
関節が炎症(滑膜の炎症)すると関節液の滲出が増えて関節水腫となります。
水がたまると注射で抜けます。
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関節包は非常に敏感のため、関節内は本来わずかの関節液で丁度良いのに、液が沢山になると関節包がふくらみ張りつめて痛みを引き起こします。
関節液の成分により炎症の種類・程度が分かります。
多少の関節水腫ならばクッションなどで圧迫しておくと自然と吸収されますが、
多いと吸収しきれないので注射で穿刺して水を抜きます。
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よく、「水を抜くとクセになる」といいますが、それは間違いです。
水を抜くと張りつめていた関節包が緩むため痛みが緩和されます。
しかしこの時、水はなくなっても水腫の原因がである 『炎症』 は治っていないので、「痛くな~い」といって元気に生活していると、すぐに水が溜まります。
水を抜いたあとは、1週間から10日間くらいはおとなしくしていましょう。
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